話しの技術

最近、海外ドラマにハマっています。

連続物は特に1話見終わるとその続きが気になり際限なく見続けてしまいます。

 

ハラハラ、ドキドキ、ワクワク

その先が知りたい!続きが観たい!

そう思わせる仕掛けが満載です。

 

「すべらない話」という芸人さんがとっておきの面白いエピソードを披露するテレビ番組がありますが、あれも最後まで話のオチを引っ張って最後にドッカーン!という流れ

 

共通するのは起承転結がちゃんと組み立てられていることです。連続ドラマの場合、起承転結のあとにもう一回「起」を持ってきたりします。

 

え?一件落着したのにまた一波乱

このあとどうなるの?

と、あえて観る人の想像力を掻き立てる終わり方をするわけですね。

 

話の上手な人やスーパー営業マンは、この話の組み立てに秀でています。ただ内容に起承転結があるだけでなく、身振りや手振り表情などでも相手に注意喚起を促したりして心を掴もうとします。

逆にあまり話すのが得意ではない人は、内容が平坦で抑揚のない伝え方をしがちなので相手が飽きてしまいます。

 

この起承転結の構成を学ぶには落語が最良の教材だと思います。言葉や身振りだけで相手に情景を想像させる技術はやはりプロの噺家さんに学ぶのが一番ではないでしょうか。